我慢汁だけで妊娠する確率は0%|なぜ膣外射精しても妊娠するのか
10 views我慢汁には精子が含まれていないので妊娠しない!
興奮してギンギンに勃起したのに、我慢汁が全く分泌されなかったらどうでしょう。たとえマンコがすっかりじゅくじゅくでも、挿入にはかなり痛みが伴うはずです。 となれば我慢汁の役割は、すぐにわかります。亀頭から徐々にぬめりを広げ、チンポの膣へのインサートをスムーズにするための潤滑剤ですね。さらに詳しく調べれば、酸に弱い精子を守るべく膣内をアルカリ化する働きまで担っています。 ザーメン注入を陰に日向にお膳立てし、その正式名は尿道球腺液。カウパー腺液や先走り汁など呼び名はさまざまですが、この我慢汁に精子は一切含まれていません。情報不足でまだまだ心配と言う方は、以下の関連記事を読んでいただければ100%安心できるはずです(笑)。 ◯関連記事 ⇒我慢汁(ガマン汁)とは?働きや精子との違い、名前の由来について解説!
しかし精子が漏れ出る可能性があるので妊娠確率は0%ではない
が、しかし!あなたのその我慢汁に、しれっと精子がまぎれ込まないとも限りません。純粋な我慢汁なら、もちろん妊娠の可能性はゼロです。ただそこに万が一精子が混ざれば、0.0何%かにせよ受胎の可能性が芽生えます。 実際、精子はどぴゅっと発射される前から尿道に流れ出しているんですね。射精管を通って尿道まであふれてくれば、そこで我慢汁と合流しない方が不思議でしょう。いっしょくたになって混じり合い、そのまま尿道口から外へ。 これこそが「膣外射精したのに!」と、招かれざる事態が生じる理由です。1回の射精でザーメンに含まれる精子の数は、3億匹とも言われます。そのうち猛烈にイキのいい1匹だけが卵子にたどり着くわけですが、超元気なそいつがフライング気味に尿道から飛び出したとしたら…。 たかが我慢汁、されど我慢汁。挿入をサポートしてくれる心強い味方でありながら、密かに刺客(精子)を忍ばせて主人をこっぴどく裏切るケースも。先走り汁を甘く見すぎると、不幸な結果を招かないとも限りません。妊娠のリスクがゼロではない旨、常に心しておきましょう。完璧に膣外射精をすると、妊娠する確率は0.075%の低さ
研究者とは侮れないもので、世の中のありとあらゆるテーマを片っ端から分析しています。アメリカのある研究者は、膣外射精による妊娠の確率を科学的に検証。被験者を募り膨大なデータを集めて、動かざる1つの真実を導き出してくれています。
こちらは結果を確認するだけですから、たいへんラクですね(笑)。研究によれば、完璧な膣外射精のもとで女性が妊娠する確率は4%。1年を通しての数字ですから、1回あたりに換算してみましょう。計算式は以下のとおり、「53」はアメリカ人の1年の平均セックス回数(2014年の統計)です。 4%÷53=0.075% 100回に1回で1%ですから、0.075%はじつに1,300回以上ヤッて1回妊娠する低確率。お国柄にもよりますが、夫婦の生涯セックス回数は3~5千回ほど。この手のアンケートは見栄を張って多めに答えるはずなので、筆者は2千回にすら届かないんじゃないかと見ています。だとしたら、膣外射精で孕む可能性はかなり低いと言えるのではないでしょうか。 ただ1点気になるのは、「Perfect Use(100%完璧な膣外射精)」の文言。そもそもゴムなし膣外射精に、「完璧」なんてありうるでしょうか?研究室での実験だから可能だったのだとすれば、現実のセックスにこの結果をそのままあてはめて良いかは即断できません。引用:ARDEN 465
Method(方法) % of Women Experiencing an Unintended Pregnancy within the First Year of Use (1年間に意図しない妊娠を経験した女性の割合) Perfect Use(100%完璧な膣外射精) Withdrawal(妊娠する確率) 4(%)
しかし実際の妊娠確率は0.4%と多い!|完璧に膣外射精するのは難しい
残念ながら、悪い予想が的中。Perfectでない、ふだんのゴムなし膣外射精では、妊娠のリスクがぐっと上がってしまいました。
年間で22%、先ほど同様1回あたりに換算しますと、 22%÷53=0.4% の確率に。0.075%、1,300回に1回の妊娠ならほとんど無視できるリスクですが、コンマが上がって0.4%となると事情は一変します。0.4%は1,000回に4回、つまり250回に1回は妊娠するって話だからです。 アメリカ人の年平均で考えても、5年に1度は望まない妊娠をするハメに。しかしこっちの「Typical Use(普通の膣外射精)」の方こそ、我々一般人が参考にすべきデータでしょう。さて、ゴムなしとは言え膣外射精で受胎するとなれば、悪さをしたその張本人は…。 そうです、今回のテーマの我慢汁しかいません。射精は外でしたのに、いつの間にか精子が膣に潜り込んでいる。発射の時だけ抜いたって、我慢汁の中にまぎれ込んだら防げません。 最も妊娠しやすい排卵の時期、中出しで妊娠する確率は18~20%ほど。5回に1回はさすがの高確率ですが、外出しであっても250回に1回は着床するんですね。無色透明で目立たぬ我慢汁、なかなかどうして侮れません。引用:ARDEN 465
Method % of Women Experiencing an Unintended Pregnancy within the First Year of Use (1年間に意図しない妊娠を経験した女性の割合) Typical Use(普通の膣外射精) Withdrawal(妊娠する確率) 22(%)
我慢汁が手について妊娠することはほぼ不可能!
「うへ~。じゃあ我慢汁がついた手で手マンしたら、もしかして…」。そんな心配を持たれた方もいるでしょうが、ご安心を。手についた我慢汁で妊娠する可能性は、限りなくゼロに近いと考えてOKです。 1回のHで分泌される我慢汁の量は、わずか1mlに過ぎません。完璧でないゴムなしセックスのケースで考えても、妊娠の確率は1回あたり0.4%。これをそのまま我慢汁の量に適用すれば、 1ml×0.004=0.004ml となり、あまりにも小さな数字に。目薬1滴が約0.04mlですから、その10分の1の量。手に付着するのはさらにこのほんの一部ですから、「手マン経由で妊娠」は都市伝説レベルにありえない話だとわかります。濡れた指でスマホ触ったから、かぴかぴになってる。 pic.twitter.com/M5SixWNIJn— みなみ (@h_minami130) November 25, 2019
妊娠の心配をせずにセックスするなら、絶対に避妊具を使用しよう
そもそもの元凶は、ゴムなし膣外射精そのもの。気持ちいいのはわかりますが、妊娠したくなければ避妊具の使用は欠かせません。それにゴムなしでしたくなるのは、たいていHがマンネリになり始めた頃。そんな時に、うっかり妊娠でもしてご覧なさい。男女の仲は、壊滅的に悪化します。 どんな時でも、避妊具は使うべきです。それだけで、妊娠から時には性病までもれなく排除できます。発情期を失った人類だからこそ発明できた、画期的なアイテムの恩恵に預かりましょう。