2017年07月10日 風俗部ニュース PR
50歳を過ぎて初体験した風俗に、過度な期待を抱いてしまったのか-。派遣型風俗店(デリバリーヘルス)に勤務する40代の外国人女性を殴り、支払った料金を奪って逃げたとして強盗致傷容疑で、高校教諭の男(52)が警視庁池袋署に逮捕された。「風俗遊びは初めてだった」という男が指名したのは、240分6万4千円の長時間コース。延長料や小遣いとして女性に渡した現金は計約26万円と破格の太客っぷりだったが、逮捕後の調べに「プロ意識の低さに腹が立った」と話しているという。 ■現金を大盤振る舞い 逮捕されたのは東京都立中野工業高校教諭の佐藤稔之容疑者(52)=東村山市青葉町。事件が起きたのは、新学期が始まったばかりの4月16日だった。 勤務先の都立中野工業高校によると、佐藤容疑者は定時制工業科で旋盤加工などの機械製作を指導していたが、2年前から体調不良を理由に休職中。日曜日だったこの日、佐藤容疑者は240分6万4千円のデリヘルのコースを予約し、豊島区内のビジネスホテルの一室でその時を心待ちにしていた。 お相手となった40代の外国人女性は、派遣型風俗店とは正規の雇用関係がなく、顔なじみの店長から声がかかると出勤するという“半分素人”だった。 佐藤容疑者は午後4時ごろに部屋を訪れた女性に対し、驚きの行動に出る。いきなり現金10万円を手渡したのだ。女性は「多いです」といったんは断ったが、佐藤容疑者は聞く耳を持たず、その後も3時間分の延長料金として6万円、「小遣い」として10万円を支払う大盤振る舞いだった。 ■馬乗りで女性殴る 気前よく支払った現金とは裏腹に、佐藤容疑者の不満は募る一方だったようだ。 女性が入室してから約3時間50分後、一仕事を終えた女性がベッドの上でスマートフォンをいじっていると、そばのイスに腰掛けていた佐藤容疑者が突然激高する。 女性に馬乗りになって枕を押しつけたり、顔を殴ったりしたため、女性は4階の部屋からフロントまで避難した。女性がホテルの従業員とともに部屋に戻ると、すでにもぬけの殻。料金約26万円が入った女性のトートバッグも一緒に消えていた。 その後、ホテル周辺の防犯カメラの映像などから犯行を特定。佐藤容疑者は「女性のプロ意識の低さに腹が立った」と容疑を認めており、多額の現金を所持していたことを問われると、「いつもそのくらいは持ち歩いている」とうそぶいたという。 逮捕後の取調べには素直に応じているというが、佐藤容疑者が求めた「プロ意識」の真意はまだ分かっていないという。 論語では「五十にして天命を知る」年齢というが、初の風俗で犯罪の一線を越えてしまった佐藤容疑者は、己の天命を今になって知っただろうか。 (出典元:iza(イザ!))