あの有名なAV動画配信会社が摘発!ついにカリビアンコムに捜査の手が及ぶのか?

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またもアダルトビデオ(AV)業界に激震が走った。有名女優らも出演する大手無修正動画サイト「カリビアンコム」に、映像を提供していた制作会社が摘発されたのだ。米国内から発信していることを理由に、自ら「合法」を全面に押していたカリビアン。今回の事件で警察当局は、カリビアンを制作会社の「共犯」と認定。既にICPO(国際刑事警察機構)を通じ、米捜査当局に捜査協力を依頼している。果たして「合法的な無修正配信」の主張は成り立つのか-。 「カリビアンコムというサイトは知りません」 警視庁と愛知、静岡両県警の合同捜査本部に、わいせつ電磁的記録等送信頒布容疑で逮捕されたAV制作会社「ピエロ」の女社長、陳美里容疑者(67)=台湾出身=は逮捕時、こうとぼけてみせたという。 捜査関係者によると、女社長は夫や息子など親族でピエロを運営。撮影した映像のほとんどがカリビアンで配信されており、「カリビアンのための会社」と言って矛盾のない状態だった。自社のホームページでもAVを販売してはいたが、実態をごまかすためのカムフラージュだったとみられる。 ピエロは、出演する女優など映像の内容を事前に台湾の別会社を通してカリビアンに報告しており、ゴーサインはカリビアンから直接得ていたという。さらにピエロが日本のプロダクションに交渉し、撮影。納品と報酬も台湾の会社が仲介する形をとっていた。 捜査本部はこの台湾の会社の実態を明らかにしていないが、業界関係者によると、逮捕された女社長も運営に関係するなどピエロとおおむね一体。ピエロの口座には、台湾の会社から約9年間で約13億7千万円が振り込まれていたという。 無修正の動画配信「合法的」 無修正動画を配信するカリビアンのサイトには、こんな一文が明記されている。 《当サイトはアメリカ西海岸でサイト管理、運営のすべてをおこなっており、海外にサーバーを設置することにより、サーバーが設置されている国・地域の法律が適用され、合法的に無修正の動画・画像の配信をおこなっています》 実際、日本以外で成人の無修正作品が違法に当たらないケースも多く、捜査関係者は「明らかに国内向けのサイトであっても、海外に拠点があれば捜査は難しい」と歯がみしていた。 (出典:産経ニュース
ついにやったか! というのが、このニュースを読んだときの正直な感想だ。 カリビアンコムがなぜ摘発されないのかについては、長い間「謎」とされてきた。 カリビアンコムは、摘発を逃れるために海外サーバを使っている。 だから摘発されないのだと言われたこともあった。 海外にサーバがあれば、日本の法律は及ばないというのは本当だろうか。 結論から言えば、法律の解釈はそうではない。 カリビアンコムのホームページは、すべて日本語で書かれている。 世界中で、日本語を理解できる国民が圧倒的に多い国は日本しかない。 だから、ホームページが日本語なら、それは明らかに日本人向けのサイトである。 よって、日本の捜査権が及ぶというのが当局の見解だ。 そうでなければ、今頃は何千というプチカリビアンコムが誕生しているはずである。 なぜなら、海外サーバを使って動画を配信するのは、そんなに難しいことではないからだ。 アメリカに住んでいる人が配信した動画を日本でダウンロードすれば、それは海外サーバの動画ということになる。 これが合法なら、海外に住む日本人はみんなプチカリビアンコムを作って、ひと稼ぎしようとするのではないだろうか。 しかし、現実にはそうはなっていない。 海外から日本人向けに動画を配信して儲けようとしているところの多くは摘発されている。 ということは、カリビアンコムの真似をしようとしてもできないということだ。 だから、どうしてカリビアンコムが動画を配信し続けられるのか、長い間謎とされてきたわけだ。 そう見ると、「明らかに国内向けのサイトであっても、海外に拠点があれば捜査は難しい」という記事の内容には疑問を感じざるを得ない。 記事の論調は、動画配信会社の摘発で、本丸のカリビアンコムに捜査の手が及ぶかのごとく書かれているが、果たしてどうだろうか。