OH!NO!摘発デリへル店の客として警察に呼ばれた体験

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警察とは関わりたくはないが関わってもみたいもの

誰しもどこかで警察官を見かけると、安心するばかりでなくどことなく落ち着かなかったりもします。 「もしかしたら職務質問されるかも?」と、自分の不審者ぶりを認識していたりもするからです。 そんなちょっかいを出されるだけでも面倒くさくて関わりたくはないものです。 自分の行いに特段問題なくても、彼らの業務上の性質上、どうしても接触するだけで無駄に疲れてしまうのです。 まず権力で人を押さえ付けてしまうことが要求されることもある仕事です。 そのために警察官も、舐められてはいけないと意識せざるを得ないところもあるのです。 その辺り、実際のところ一般人にどれだけのチャージをしかけてくるのか、怖いもの見たさもあったりするでしょう。 結果的にそんな密かな要望に応えてくれた機会がありましたので報告しておきます。

ある日、一本の電話

穏やかなある日の昼下がり、スマホに出た先から「こんにちは、中央署のものです、○○さんでいらっしゃいますか?」と声がしました。 いきなり中央署とか言われると「何か悪いことでもしたか」「誰かに嫌がらせでもされているのか」と過去を振り返るも何の心当たりもありません。 それでも気付かぬうちに厳密には犯罪になっていることもなくもないかもしれません。 そこまで品行方正な僕でもなかったからです。 とりあえずドキドキしながら小さな声で「はい、そうです」と様子をうかがってました。 すると「おたく、〇月〇日、デリバリーヘルス使いませんでしたか?」と聞かれました。 その頃は、月に1度は使っていましたので「そんなこともあったかな」と思ったのです。 確かに2~3週間前のその頃、使ったようでした。 しかし、別に普通に客だっただけなのでまずいことでもなかろうと「はい、使ったかと思います。」と答えました。 それから「うんうん、あ、別にいいんですよ、それでおたくをどうこうしようという訳じゃないんです。」と、真っ当な話ではありましたが、どこか威圧的でした。 「ちょっと確認したいことがあって、今、時間よろしいですか?」と丁寧ではあるのですけど、どうも事情もわからず警戒感は拭えませんでした。 「それ、何という店でしたか?」と聞かれましたが、毎回のように店は変えていたのですぐには思い出せませんでした。 「○○ではなかったですか?」 「店の通信記録におたくの番号がありましたので、確認したいんです。」 「その時の状況についてお話を聞きたいので、近いうちに来られませんか?」 と、こんな感じで流れてくれば乗らざるを得ない空気感になってしまって、今、思えば断っても良かったんだなあとは思います。 確かに「来たくなければ来なくてもいいんです。」とは言われてました。 でも、そこはしっかり警察署への訪問を約束したのです。 やっぱりなかなか警察署で事情聴取なんか受けられるものでもないでしょう。 一体、何を目的にしてどんなことを知りたいのか、どんな事件があったのかも興味深いものなのです。

警察署の取調室に入る

決まった時間に警察署の担当を訪ねてみると、30歳前後だったでしょうか、若い警察官に速やかに取調室に案内されました。 初めて入った取調室はテレビで見る取調室よりも狭くて暗い感じでした。 まず「別にあなたをどうする訳ではありませんので、全てあからさまに話してください。」と念を押されました。 「えーと、〇月〇日はどうしてここのデリヘルに行こうと思ったの?」と素っ気なく始められました。 「そんなこと決まってるしどうでもいいじゃん、つまらんこと聞くよな」と思いました。 それでも真面目に「検索サイトで希望条件を入力して出てきたお店の一つだったんです。そこから画像とかで気に入った女の子にしたんです。」と答えました。 「ほー、そんな便利になってるの?」と知っていても知らない風にでもしているかのようでした。 「それで指名したのは○○さんで間違いないですか?」 どうやらこの子が何やら問題になっているようでした。 そもそも何で事情聴取されているのか、どうせ説明をしてくれるだろうと待ってましたが、そんな話をしている場合でも無さそうだったのです。

実況解説をさせられる

プレイ内容に突っ込まれた

「で、まずはシャワーを浴びたんだ」と言われました。 本当はシャワーを浴びずに即尺というサービスをしてもらったんですが、面倒くさいので言わずに「はい、はい」と生返事をしておきました。 それからより細かく踏み込んできました。 「ゴムはどうした?」とか「本番はあったの?」とか、カギになりそうな質問が飛ばされましたが、これも別に問題になるようなこともなかったと答えました。

摘発されたデリヘル店は女の子と店とのトラブル?

ちょっと空気にも慣れた頃になって「それで何かあったんですか?」と聞いてみたら、「この時の女の子が店とトラブってるんだ」とだけ言われました。 年齢的に18歳未満には見えませんでしたし、きっと摘発されたデリヘル店と女の子の間で給料の支払いかサービス内容についてのトラブルなんだろうと思うしかありませんでした。 どんな事件か知りませんが、それにしても大体、直接は関係ないことだろうにこれほどまでに詳しく聞いて何の意味があるのかは謎のままでした。 確かにその後、その店のホームページは削除されていました。 結構、いい子が指名できてサービスもいい店だったので、リピート対象ではあったのが残念でした。

感じたこと

前からわかっていたことではありますが、警察はたとえ違法があったとしても風俗業は必要なものとして積極的な摘発は行っていないようです。 同時に何か通報があれば、面倒くさいくらい必要以上と思える裏付け資料を揃えて摘発するのが仕事のようです。 いちいちこれだけの作業があれば、なかなか摘発したくてもできないのが風俗店でもあるのでしょうか。 風俗店の客としては、改めて女の子や店からもクレームの付かない健全な客でありたいものと思ったものです。 そしてやっぱり警察とは関わりたくはないもの、そのためには行いを品行方正にして事件の加害者にはもちろん、被害者にもならないよう自衛をすることが大切なのです。 (文/だっちゃん)