カンジダに感染したらオナニーは禁止|4つの理由と予防対策など解説

10 views

性や身体の悩み PR

カンジダに感染しても性欲が消えるわけではありません。どんなにカンジダの症状に悩んでいても、オナニーはしたくなるものです。 一方で「カンジダ中にオナニーして良いのだろうか」「カンジダ中のオナニーは危険でないか」そんな不安を抱える女性は多いでしょう。 現実問題、カンジダ中のオナニーはNGです。この記事では、なぜカンジダ中のオナニーがNGなのか説明します
  ■この記事を書いている人  

オナニー健康オタクです。オナニーが健康に与える影響に興味を持ち、長い間調査を続けてきました。風俗部では、そんな筆者が知ったオナニーと健康の関係を紹介しています。ただ感染症や衛生に関わる問題は、基本的に病院で相談することです。記事を読んで、少しでも気になったら、詳細は病院でしっかり確認してください。

記事の全体を10秒で読む【こちらをクリック】 ■カンジダ感染中にオナニーするのは絶対NG ■カンジダ感染中のオナニーが危険な理由4つ ・オナニーで皮膚を刺激すると外陰炎を起こしカンジダが悪化する ・疲労で体内の菌バランスが崩れて悪化しないとも限らない ・オナニーすると血行が良くなりカンジダの灼熱感が増す ・カンジダ感染中オナニーした手で弱い皮膚の部位を触ると感染する可能性 ■カンジダとは?オナニーを我慢しなくていいように予防対策6つ! ・免疫力を高める・疲れをためない ・性行為の際にはコンドームを使う ・通気性の良い服装をする ・膣周辺を多湿にしない ・陰部を洗いすぎない ・男性の場合:ペニスを清潔にする ■カンジダ治療中のオナニーは禁止!日頃から予防に努めよう

カンジダ感染中にオナニーするのは絶対NG

カンジダ中のオナニーは絶対にやっていけません。その理由を説明する前に、少しだけカンジダについて説明しましょう。
もともと人が体内(腟内、腸管など)に持っていることが多い菌で、何らかのきっかけ(体調を崩すなど)によって、さまざまな症状を引き起こします。 引用:STD研究所
カンジダは、性感染症の一つと言われます。しかし梅毒などと違い、性行為を主な原因とするような感染症ではありません。 そもそもカンジダを発症させるのは真菌(カビ)です。しかもその真菌は、人間が元々持っているものに過ぎません。 「他人から感染するというよりも、自分の体内に元々存在するものが悪さをする」 つまりカンジダは、このようなイメージの性感染症です。またカンジダは、男性だとあまり発症しません。膣カンジダと言われるように、女性が発症するケースの多い性感染症です。 基本的に、カンジダ発症中のオナニーは痛みを感じやすいです。だから「カンジダ中のオナニーは禁止」なんて言われなくても、やる気にならない人が多いかもしれません。 それはそれとしても、カンジダ中のオナニーはすべきでありません。なぜすべきでないのかをここから詳しく紹介しましょう。

カンジダ感染中のオナニーが危険な理由4つ

カンジダを発症しているときのオナニーは厳禁です。ここからカンジダ発症中のオナニーがダメな理由を説明しましょう。一般的にダメだと言われる理由と俗説を伝えます。重要なのは前者なので、前者だけは絶対に読んでください。

オナニーで皮膚を刺激すると外陰炎を起こしカンジダが悪化する

カンジダは、膣周辺にかゆみや発疹を生じさせる感染症です。おりものにも影響が見られ、チーズのような白いかたまりが出るようにもなります。
ひっかくことで外陰炎を起し、赤くただれ痛みがひどなる場合もあります 引用:青山セレスクリニック
膣周辺がとにかくかゆくなるので、多くの女性が耐えられずに引っ掻いてしまうようです。しかし引っ掻けば引っ掻くほど、炎症を生じさせて状態を悪化させてしまいます。 カンジダ発症中のオナニーがNGだと言われるのは、引っ掻くような刺激を与えて炎症を悪化させかねないため。この理由が一番です。 そもそも膣はとてもデリケートにできています。驚く人も多いかもしれませんが、膣の洗いすぎでさえカンジダの原因になるほどです。 だからカンジダ発症中のような、膣が弱った状態のときにオナニーでいじるのは言語道断。完全に治るまで、いたずらに触れないようにしましょう。

疲労で体内の菌バランスが崩れて悪化しないとも限らない

カンジダは、疲労の蓄積によっても発症、悪化します。
性器カンジダ症はこうした菌のバランスの変化のほかにも、疲労やストレス、風邪や蒸れやすい服装などがきっかけとなり再発することもあります。 引用:メディカルノート
体調が崩れると発症しやすくなると言われており、大元の原因に疲労やストレスがあるケースは多いです。 オナニーは気持ち良さばかり意識されますが、その反面とても疲れる行為です。カンジダ発症中は、いつも以上に体調を崩さない意識が必要。だからオナニーのような、疲れる行為をしてはいけません

オナニーすると血行が良くなりカンジダの灼熱感が増す

俗説ですが、オナニーによる血行促進が、カンジダによる炎症の灼熱感を増加させるなんて話があります。 カンジダの治療においては、炎症を抑えるのが重要となります。そんなときにオナニーで患部をいじり、炎症を悪化させるのは良くありません。 とはいえ、血行を促進させることが炎症を悪化させる行為になるとは限りません。この理由が俗説と言われるのは、このためです。

カンジダ感染中オナニーした手で弱い皮膚の部位を触ると感染する可能性

カンジダの発症部位に触ることで手指に菌が付着し、そのまま他の部位を触ることで感染を広げるなんて話もあります。ただこれも俗説です。 そもそもカンジダの原因となる真菌は、私たちの体に元から存在しているもの。そのため、他の部位に菌が付着したからといって、たちまち炎症を起こすかは不確かです。
肛門などに触れた手で腟や外陰部に触れないようにすることも感染予防につながります。 引用:むらたレディースクリニック
ただ、逆は起こり得ます。カンジダの原因となる真菌を付着させた手指で、膣内部をさわる場合ですね。このときは、膣内に感染させる可能性が高いです。 「オナニーをするなら、手指を清潔にしてからする」そんな注意が行われるのは、まさにこのためです。

カンジダとは?オナニーを我慢しなくていいように予防対策6つ!

症状
女性膣周辺のかゆみや発疹など
男性尿道の違和感
それでは、カンジダの予防方法を紹介しましょう。その前に、カンジダの症状・治療法について少し説明しておきます
性器周辺の痒みや発疹、粘度の高い白いヨーグルト状のおりもの(酒粕状・カッテージチーズ状など)の増加や排尿時・性交時の痛みなどの症状がでる。 引用:あおぞらクリニック
女性の場合、カンジダが発症すると膣周辺にかゆみや発疹が出ます。またおりものにも目に見える形で影響が出ます。見た目に分かりやすいのが特徴ですね。 治療方法は複数ありますが、主に抗真菌薬を使った治療がほとんどです。飲み薬や膣に直接入れる錠剤がよく使われます。また、塗り薬を使う場合もあります。 大体数日から一週間程度で快方に向かうとされているので、早く治すためにも違和感を覚えたらなるべく早めに病院に行きましょう。
尿道の症状:違和感・かゆみ・尿道炎(排尿・性交時の痛み) 亀頭や包皮の症状:かゆみ・カサつき・赤み・ただれ・分泌物がでる 引用:あおぞらクリニック
男性がカンジダを発症するケースは、あまり多くありません。発症した場合、排尿時の違和感や痛み、亀頭や包皮(皮の部分)にかゆみが出ます。 やはり分かりやすく症状が出るため、これらの症状が見られたらすぐに病院に行きましょう。治療は女性の場合と同じく薬の服用や塗り薬の塗布です。 快方までは時間がかからないので、早めに病院に行くに限ります。それでは、ここから予防方法を紹介しましょう。主に女性にとっての予防方法になるので、女性はぜひ読んでください。

免疫力を高める・疲れをためない

カンジダは、免疫力の低下・疲労の蓄積などによる体内菌バランスの崩壊によって発症します。
体が弱っていると、風邪をひきやすくなりますよね?それと一緒で、腟カンジダも、疲れやストレスで体が弱ってるなと感じるとき、それは免疫力が低下している可能性が高いので発症しやすいと言えます。また、妊娠中や産後の女性も、免疫力が低下していますので、腟カンジダを発症しやすいです。 引用:フェミニーナ
簡単に言えば、体が弱ってくると発症しやすいのです。だから、健康的な生活習慣を作ることで予防が可能。適切な食事と睡眠、適度な運動を心掛けましょう。 なお、妊娠中や産後などどうしても免疫力が落ちてしまうときがあります。このような時期については、医師と相談しながら予防に努めましょう。

性行為の際にはコンドームを使う

カンジダが性行為を通じて感染するケースはあまり多くありません。男性がカンジダを発症させにくいことから、ペニスを通じて感染するケースも多くないと言われます。しかし感染する可能性はゼロでありません。
性交渉を持つ場合には、性行為の際は、コンドームを使う 引用:医療法人社団昇陽会阿佐谷すずき診療所
性行為をする際には、コンドームを使うべきでしょう。そもそも性行為を通じて感染する性感染症は、カンジダだけでありません。自分の体をあらゆる性感染症から守るためにも、コンドームを使うのが一番です。

通気性の良い服装をする

カンジダは真菌(カビ)であるため、湿気を好みます。梅雨の時期や夏場にカンジダを発症する女性が増えるのは、まさに真菌であるがゆえです。
通気性の良い綿の下着や、ゆったりした洋服を着用しましょう 引用:的野ウィメンズクリニック
カンジダを予防するのであれば、下着は通気性の良い物を使うべきでしょう。服装もピチッとした物でなく、ゆったりとした物にすべきです。 また、雨や汗で下着が湿ったならば、なるべくすぐ交換してください。膣を湿った状態にすると、カンジダを発症しやすくなります。

膣周辺を多湿にしない

先ほど伝えた通り、膣周辺の湿度の高さが、カンジダを元気にします。
入浴、水泳等の後は、腟の外側は十分乾かしましょう。濡れた水着などはできるだけ早く着替えましょう。 引用:オキナゾールL100
入浴や水泳、排尿後やオナニーもそうですが、膣が濡れたらすぐに乾かすようにしてください。膣を湿った状態にしておくと、その分カンジダは発症しやすくなります。

陰部(デリケートゾーン)を洗いすぎない

意外に思われるかもしれません。実は、陰部(デリケートゾーン)は洗いすぎない方が良いです。不潔にした方が良いわけではありません。
陰部を洗いすぎてしまうことで膣内の環境を保つ働きをする常在菌も洗い流してしまうことがありますので注意してください。 引用:あおぞらクリニック
洗いすぎて、膣内環境を整える機能を持った菌まで洗い流すのがNGなのです。洗わないよりは、当然洗った方が良いです。あくまで執拗にゴシゴシと洗わない。これが大事です

男性の場合:ペニスを清潔にする

最後に男性のカンジダ予防について説明しましょう。男性の場合も、基本的な予防方法は女性と変わりません。性行為のときはコンドームをすること。湿った状態のまま放置しないこと。この点は意識しましょう。
男性の場合、性的接触によって女性から陰茎の皮膚にカンジダが付いても、入浴やシャワーで清潔にしているかぎり感染することはほとんどありません。 引用:医療法人社団昇陽会阿佐谷すずき診療所
それと、やはり陰茎を不潔にしないのが大事です。カンジダは真菌である以上、洗い流せます。だから入浴時にちゃんと陰茎を洗う。この点を意識しておけば、発症する可能性は高くなりません。

カンジダ治療中のオナニーは禁止!日頃から予防に努めよう

カンジダを発症したら、オナニーは絶対にしないでください。膣周辺をいじればいじるほど、状態は悪化する一方です。すぐに病院に行き、治療に専念しましょう。 この記事では、カンジダ発症中のオナニーが及ぼす悪影響とカンジダの予防方法を伝えました。とくに予防方法は大事なので、ぜひ何度も読み返して、日頃から意識しましょう。 カンジダ自体は、他の性感染症よりも身近でありふれた性感染症です。発症しても焦らず、通院して診てもらうなどの冷静な対処をしてください。以上、風俗部編集部からのお届けでした。 ◯関連記事 ・フェラチオで性病は感染する|喉からペニスに感染することも!対策など紹介ゴムフェラだと99%性病を回避!残り1%の性病にならない方法とは