2019年07月20日 風俗部ニュース PR
風俗店を利用できるのは法律で18歳以上からとなっている。時おり、20歳未満の利用を禁止している風俗店もあるが、おそらくこれは、年齢を上げることで予防線を張っているのだろう。 こういった年齢制限で、少し変わった規定を設けている風俗店を見つけた。それが、渋谷周辺を拠点としている『A』という待ち合わせ型デリバリーヘルスだ。年齢制限は30歳以上で、店のコンセプトは『ナイスミドル・シニア専門店』。つまり、中高年のみの利用が許されているわけだ。 厚生労働省の資料によれば、30歳までは青年期、31~44歳を壮年期、続いて中年期(45~64歳)という区分。と考えれば、ちょっぴり甘めの中年設定ということになるが、とりあえず、気になった筆者は潜入することにした。 予約時、まず電話対応のスタッフから「お客様の年齢、年代を教えていただけますか」と言われることに。コチラが40代であることを告げると、「それでは、90分で24,000円です」と料金を提示された。 スタッフが「それでは」と切り出したのには理由がある。この『A』の利用料金は、年齢で異なるからだ。たとえば、90分コースの場合、30代は通常会員として25,000円、40代と50代がナイスミドル会員として24,000円、60代以上がシニア会員として23,000円と、年齢が上がるほど安くなるのだ。 であれば、電話対応の店なので、60代だと主張する輩もいそうなものだが…。スタッフ曰く、「申告された年齢とかけ離れていると女性が判断した場合は、身分証明書を提示していただくのでご了承ください」とのことだった。 とりあえず、年齢を詐称しているわけでもない筆者は、堂々と(?)待ち合わせ場所で女性の到着を待つことにした。 約束の時間通りに現れたのは、セミロングのヘアスタイルが清楚な雰囲気を醸し出すスレンダーな女性、夏子さん。年齢は筆者と同じく四十代半ばくらいに見えた。 その後、ホテルに移動することになったが、ラブホテルではなく、デイユースができるシティホテルを選んだ。お店のコンセプトに“大人の遊び”というキーワードがあったし、夏子さんに会った時の印象からもそのほうが雰囲気に合っているとの判断だった。 チェックインし、彼女に料金を払った時のこと。コチラの顔をジッと見て、「本当は30代とかだったりしませんか?」と微笑む夏子さん。もちろんジョークだと分かっているので、「本当は60代です」と切り返した。 場もなごんだので、「安くしてほしいあまり、60代だと言い張るお客さんはいるのか」を尋ねてみた。すると、「皆様、紳士でいらっしゃるので…」と実に大人の対応。こういった言い回しひとつ取ってみても、品のようなものがある。物腰といい所作といい、これこそがナイスミドル・シニア専門店の良さなのかもしれないと感じ入った。 ここで、もうひとつ筆者が気になっていた「60代以上の客のプレイはどうなのか」についても聞いてみることにした。 「60代はもちろん、70代のお客様もいらっしゃいますが、皆さん、どちらかといえば“空間”を楽しまれているようです」 筆者にも当てはまることだが、年齢と共に男性機能は低下していくものだ。この店のお客さんである人生の先輩たちにしても、そういった状態の人がいたりするのだろう。プレイどうこうよりも、女性とのトークやそういった場に身を置くことに意味を見出すというか…。 なんてことを考えていると、「でも、こうすると、頑張ってくださるお客様が多いんですよ」と、筆者の股間に手を伸ばし、ジラすように撫でまわしてくる夏子さん。 プレイ自体は、キスからの全身リップ、フェラチオと、デリヘルのオーソドックスな流れだった。献身的に、ゆっくりと時間をかけ、徐々に高めていくように舐め、触るスタイル。サービス中は、常に視線を外さず、コチラをしっとり見つめてくる夏子さん。欲望が満たされるのはもちろん、なんだか心が満たされているようで嬉しかった。この、どこか緩やかな時間の流れは、年齢が高くなるほど、無理なく身体に効いてくるのではないかと、ふと思った。 風俗店にとって、新規の若い客を獲得することは重要だ。しかし、これからさらにシニア世代が増えることを考えれば、こういった割引きは、ひとつアリな気もする。 (文=子門仁) (メンズサイゾー)